テキスト広告では大手2社が独占
現在グーグルとヤフーが行っており、自社が運営する検索エンジンの結果の上位に優先的に表示されるテキスト(文字)にリンクさせた広告のことで、検索後に表示されるこのテキスト広告を検索ユーザがクリックすると広告主指定のサイトへ導く方式の広告です。
広告の費用は1クリックいくらというクリック単価×クリック数で決まります。
このクリック単価は入札方式で決まるのですが、それ以外にもサイトの価値を加味して、価値あるサイトは入札単価を抑えられるよう考慮されています。
何か関心のある商品のキーワードで検索してみるとすぐにわかりますが、テキスト広告の構成は、大きく3つのパートの構成となっています。
3つのパートとは、1.タイトル(表示される見出し)、2.説明(内容をあらわす本文)、3.URL(タイトル下に緑色で「広告」マークに続き記載される文字列です。
なお実際のリンク先URLは表示とは別に設定されています。
このテキスト広告の内容でうまく検索ユーザの興味を惹きつけ、広告をクリックしてもらって見てもらいたいページに誘導できるかという点が重要なポイントです。
グーグルとヤフーのテキスト広告の違い
テキスト広告を行っているのは、現在グーグルとヤフーで、他の検索でも同じようなテキスト広告は表示されますが、実はグーグルのテキスト広告をグーグルの協力関係にある検索でも表示させるという設定をすることにより表示されているのです。
ですからグーグルとヤフーの2つのテキスト広告を考えればいいわけです。
これらの2つのテキスト広告は、方式は同じようなものですが、実際にはそれぞれに次のような特徴があります。
テキスト広告の表示面での形式的な違い
まず第1に、テキスト広告の制限文字数の違いが挙げられ、グーグルの場合は、広告タイトル(見出し)は半角30文字(全角15)に、広告文1は半角38文字(全角19)に、広告文2は半角38文字(全角19)、表示URLは半角35文字に制限されます。
一方、ヤフーでは見出しが2パートに分かれており1及び2がそれぞれ半角30字、説明の本文は半角80字、表示URLは半角15字、ユーザがクリックした際に実際に開くページのURLは半角1024字(全角ではそれぞれ半数)と決められています。
第2に説明文の行数の違いが挙げられます。
表示される広告の説明分は、グーグルが2行なのに対して、ヤフーは1行のみでややヤフーは広告掲載件数で広告料を得ようという意図が見られます。
グーグルとヤフーの両方に広告を掲載する場合にはこの違いを意識して広告文を作らないと、良い広告文章が表示されないことがありますので注意が必要です。
その他の違い
使い勝手の違いとして気を付けたい点は、ヤフーのテキスト広告は一旦作成して承認を受けると編集して修正することが出来ないため、修正が必要になった際は作り直しが必要となることです。
これに対しグーグルの場合編集して再承認という形で済みますので手間がかかりません。
この点はヤフーに工夫してもらいたい点です。
また料金の支払い時期ですが、ヤフーは前払い方式でクリックのたびに差し引かれていくのですが、グーグルはひと月分を請求により後払いという形式です。