用語「アクセス解析」の意味
Webを使ったマーケティングをしていくとき、必要になるのが「アクセス解析」です。
逆に言うとWebを使って情報公開やCM、EC運営をしていくときにアクセス解析をしないというのは、Webというメディアを使う意味がないと言ってもよいくらいでしょう。
「アクセス解析」という言葉は、非常に広い意味で用いられており、その手法も時代とともに変化をしてきています。
正しい方法でアクセス解析をしていくことにより、その広告や内容を何人の人が見たかや、その訪れた人のうちどのくらいの割合で実際に入力や購入をしたかということを把握できるのです。
特に企業がプロモーション活動として行うWebサイトでは、CV(コンバージョン)という成果を分析することが非常に重要になってきます。
まずWebサイトを新たに作る時には、何を目的にしており、訪れた人にどういった行動をとってもらいたいかということを明確に設定しています。
その中でどれくらいに数値を達成できるかを観測していく、という作業が必要になってくるのです。
考え方
「アクセス解析」という言葉についてはインターネットが普及し始めた頃からありましたが、その内容は20年ほどの間にかなり大きく変化してきています。
ホームページの開設ということ自体がまだ珍しかった時期には、ページを開いたときにカウンターが回るタイプのものでも十分に訪問者数の把握に役立っていました。
しかし現在ではWebを使ったマーケティングが一般的になり、サイトの作成方法や運営も変化してきています。
それに伴って、アクセス解析もよりテクニカルに正確性を重視するものへと変化をしているのです。
今後もIT技術が進化していくことにより、従来までのアクセス解析の方法だけでは正しく実態を把握することができなくなる可能性があります。
Webマーケティングは完成するということがなく、常に情報を更新していくということで成り立つものです。
新しいコンテンツを導入する時などは、アクセス解析の方法も同時に考えて作り込みをしていくという考え方が必要になってくるでしょう。
把握できる情報
現在一般的に行われているアクセス解析において、把握することができる情報としては以下のものがあります。
・サイトを訪問したアクセスの総数
・どのページが最も関心を持たれているか(ページごとのPVおよび滞在時間)
・どのリンク元を経由してこのサイトに来たか
・訪れたユーザーの属性(年齢、性別、興味関心、アクセス地域など)
・サイトを離脱したページはどこか
・総訪問者数に対してCVがどのくらいに数か
その他にもアクセスがあった日にちや時刻が記録されることから、他のメディアに広告をした時どのような影響があったかということも判断していくことが可能です。
方法としてはGoogle Analyticsを使用すれば、無料で上記の情報が把握できます。