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ユニークユーザーとは

用語「ユニークユーザー」の意味

「ユニークユーザー(UU)」は、アクセス解析によるSEO対策で重要視されている数値の一つで、決まった集計期間内にそのWebサイトを訪れた「ユーザー」の数を示すものです。

わかりやすく言うと、同じ接続元から一定期間内(1日~1週間など)に閲覧があっても、それは重複分としてカウントをしない方法で出された数字ということになります。

アクセス解析においては「PV」と「UU」の違いを把握することが重要です。
というのも「PV」数が多いサイトだから多くの人に知られているというわけではなく、特定のユーザー層が何度も訪れることにより一見サイトが賑わっているかのように見えることがあるからです。

もちろんPVを増やすということはWebサイトを運営していく上で非常に重要な課題ですが、PV数だけにこだわってUUを無視していると、思うような成果を挙げられないことにもなってしまいます。

一般的な分析手法では、UU数が多いサイトはそれだけ興味を持ってくれる人が多いということから「世間的な知名度がある人気のあるサイト」ということになります。
特に企業のプロモーションとしてWebサイトを作成した場合には、新規で訪れる人を増やすことができるかどうかで広告の効果が全く異なってくるので、PVよりもむしろUUを増やすことを目標として掲げるべきと言えるでしょう。

考え方

アクセス解析をしていくときには、非常に多くの情報を取得することができます。
Google Analyticsに登録をしておくことにより、リアルタイムで分析できるので、現在だけの情報だけでなく過去にさかのぼった数値も簡単に一覧表示をすることが可能です。

SEO対策としていくためにはその情報全てを常に把握する必要はなく、どういった主旨でサイトを運営していくかにより、どの数値をより重要視するかを判断していくという考え方が求められます。
そうした意味でUUを増やすということは、サイト運営の基本中の基本となる「とにかく多くの人に認知をしてもらう」ことが目標になるのです。

UUを増やす手法はいくつかありますが、企業運営をする場合にはテレビや雑誌、該当広告などでWebサイトの存在を告知するということがあります。
現在はやや陳腐化しましたが、いわゆる「続きはWebで」的な手法で、他のメディアと交差させることによりUUを増やすことが可能です。

把握できる情報

最新のアクセス解析においては、UUだけでは正確な情報はつかめないとされています。
というのも、UUはあくまでも接続元によってカウントされるものであり、同じ人がパソコンとスマホで別々にアクセスをしているとそれは「2」と数えられてしまうからです。

あくまでもUU数は基本的な認知度ととらえ、より詳細な運営にはUU数以外の数字を参考にしましょう。