Webビジネスに資格は必要?
Web上でのサービスやビジネスをしていくために、特に事前に必ず取得しておかなくてはいけない資格はありません。
ただしWebで扱う品物が、Web以外で提供される場合に事前の許可が必要になるという場合においては、実店舗販売などと同様事前に所定の手続きを経ておかなくてはいけません。
具体的な事例で言うなら、法律資格である行政書士や司法書士といった仕事は、その仕事を請け負うときには事前に国家試験に合格したのち、免許取得と登録をしなくてはいけないことになっています。
つまりWebを仲介して行政関連の書類作成や登記手続きをする場合には、そのサイト責任者はきちんとそれぞれの資格を所有していなければ、請負契約そのものが違法ということになります。
法律関連の仕事はわかりやすいですが、これが特定品目の販売やサービスの提供でも同じようなケースが多々あります。
まずそのサービス内容に関する法律をチェックし、申請漏れがないようにしておくことが大切です。
事前に許可が必要な事業は約1000件近くあります
Webを通じての受注であるか否かにかかわらず、事前に許可登録を受けていなければいけない事業は、全部で約1000件以上あると言われています。
先に説明した法律関連の仕事はもちろんのこと、建築関連や配管・電気などの設備工事、衛生に関わる業務や旅客関連など、非常に様々な分野にわたって一定の規制が存在しています。
参考:ネットショップを開業するために必要な資格や届け出・許可・手続き
Webだけでサービスが完結するサイト作成やプログラミングといった場合ならほとんど影響はないのですが、何らかの物品を販売したり、専門的な知識が必要な相談やサポートをする場合には注意が必要です。