オーガニック検索とは

用語「オーガニック検索」の意味

「オーガニック検索」とは、最近になって有名になってきた新しいアクセス解析の方法です。
「オーガニック(Organic)」といえば自然食品などでよく使われる言葉として知られていますが、Webサイトの分析においては専門用語として「検索画面に表示されるもののうち、リスティング広告などを含まないもの」という意味で使われます。

インターネットを利用している人なら、一度はサイト検索結果画面に出てくる広告の多さに鬱陶しい思いをしたことがあるでしょう。
近年のWeb広告の傾向として、一見して広告であると判別できるものではなく、一見通常の検索結果であるかのように見せかけるものが増えてきているという特徴があります。
そこでそうした状況に対応するという意味で使われるようになったのが「オーガニック検索」という概念なのです。

Googleを使った検索結果画面のことを「SERPs」と言いますが、画面表示半分より上くらいは全てリスティング広告といった作りをしています。
よく見ると「広告」というラベルのあるエリアとそうでないエリアが分かれていることに気づくでしょう。

オーガニック検索とはその「広告」枠を除いた、自然検索結果の部分のみのことを言います。

考え方

近年急激に「オーガニック検索」という概念が多くなってきたことの理由に、Googleによる検索表示の画面にあまりにも多くの広告枠がつけられるようになったことにより、それにユーザー側が慣れてしまったということがあります。

既にインターネットを数十年と使用している人も多くなっていることから、一見検索結果であるかのように見せかけられているものも、よく見て判別すればどこまでが広告であるか理解できるものです。

そのため広告料を支払って上位に表示させても、その部分が「広告」であると認識されることでクリックを避けられるという問題があることから、オーガニック検索で上位を目指すというSEO対策が用いられるようになっています。

いろいろな意見はあるものの、広告枠ではない検索順位はそれぞれのキーワードに最も適していると評価をされているサイトということになるので、そこで上位に表示されることでコンバージョンを高めることが期待できます。

把握できる情報

オーガニック検索の上位に表示される広告枠は、リスティング広告の入札額によって決定されます。
つまり多くの人が検索をする旬のキーワードに対し、より高い入札金額をつけた業者が検索上位に表示されるということです。

ある程度ユーザーはそうしたしくみを理解して検索をしているので、むしろ広告の検索上位は「金を払わないと上位に表示されないサイト」という評価を受ける危険があります。
そうした意味でオーガニック検索の上位に表示されることは「金を払わなくても上位に表示される価値あるサイト」という評価を受けやすくなるでしょう。