ブラウザとは?

ネット上の情報を視覚で認識可能にする働き

元々の意味はコンピュータで取り扱われる様々な情報を閲覧可能にするためのソフトウェア全般を指します。
しかし、通常はネット上の情報を見る(いわゆるブラウジング)ためのソフトウェアを指して呼ばれることが多く、とりわけネット上でのワールド・ワイド・ウェブ (WWWと記述)を閲覧可能とするソフトウェアを指す事が一般的です。

これは正式にはウェブブラウザと呼ばれるもので、URLによって指定されたサーバからWWWのページの内容データをPC側で受け取ります。
そしてページに記述されている HTMLなどのコンピュータ言語を読み取りその記述と指示に従って情報を視覚で見ることが可能なようにパソコンのディスプレイ上に配置するのです。
つまり、ウェブラウザは、ネット上のページを見るためのアプリケーションソフトのことで、テキストや画像などのデータをダウンロードし、そのデータ内容を人の視覚で認識可能なように表示してくれる働きをするのです。

複数あるブラウザの種類

主なブラウザの種類としてはインターネット・エクスプローラー、マイクロソフトエッジ、グーグルクローム、ファイアフォックス、サファリなど多数あります。
オペレーションソフトがウインドウズ10のパソコンは当初はマイクロソフトエッジが、Macのパソコンにはサファリが当初設定としてインストールされています。

ブラウジングの速度や機能、各種設定方法等に違いがあり、使う方の好みでそれぞれに様々なブラウザが選択されています。
一般的に、パソコンを使い始めの方ほどインターネット・エクスプローラーを使う傾向にあると言われます。
ウェブ業界に関わる人は、グーグルクロームやファイアフォックス、サファリなどを利用していると言われます。

日本と世界で異なるブラウザのシェア

ウェブ調査会社の公表データによると、世界で利用される主なブラウザは、日本国内で使われるモノと種類は同じですが、利用シェアが少し異なっています。
世界のブラウザのシェアを見てみると1位はGoogleが開発して配布しているグーグルクロームが4割近くを占めており、シンプルな点が最大の魅力です。

2位はマイクロソフトが開発しているインターネット・エクスプローラーが3割弱で、ウィンドウズパソコンを購入するとインストール済となっていることから、お馴染みです。
続く3位は、ファイアフォックスで2割程度です。
こちらは起動が早いのが特色ですが、メモリを多く消費するため、ハイエンドなパソコンでの利用に向いています。
4位はサファリで、8パーセント程度のシェアで、Macを使っている方がよく使うブラウザです。

これに対し、日本におけるブラウザ利用のシェアは、インターネット・エクスプローラーが5割強、グーグルクロームが2割強、ファイアフォックスが15パーセント程度となっており、世界におけるシェアとは違いがあることが分かります。