リスティング広告とは
現在Web広告の主流となっているのがリスティング広告です。
リスティング広告（Listing advertisement）は、別名「検索連動型広告」とも言われておりGoogleやYahoo!などの検索サイトで特定のキーワードを入力したときに、それに関係する広告が表示されるという仕組みです。
このリスティング広告はアカウントに個人情報を入力したり、検索精度を上げることに同意をすることで、より本人に適した広告が表示されるようになる特徴があります。
何度か検索を利用していくうちに、特定のジャンルの広告が多く目に入るようになったという経験は、ネットを使っていれば誰でもあるでしょう。
近年では検索結果の集計にAIが導入されていることもあり、検索キーワードによる顧客のターゲティングはそうとうシビアになってきていると言えます。
PPC広告との違い
もう一つ、Web広告でよく耳にする言葉に「PPC」というものがあります。
「PPC（Pay Per Click）」とは、「クリック課金型広告」という意味の略称です。
私達がインターネットを閲覧していて目に入る広告のほぼ全てが、クリックによりそれぞれの公式サイトに遷移する仕組みとなっていることから、インターネット広告のことを「PPC」と言うこともあります。
既存のメディアにおける広告は、テレビにしろ街頭ポスターにしろ、それを見る人がいるということで成り立っていました。
一方、インターネットというメディアにおいてはただ露出するだけでなく、そこからより詳しい情報へ誘導できるというメリットがあります。
ですので「PPC」はネット広告ならではの手法と言えるでしょう。
最初に紹介をしたリスティング広告も、広い意味でとらえればPPCの一部ということになります。
ただWeb制作の現場においては、「PPC＝検索に影響しない広告」という意味で使われることが多い傾向です。
例えばGoogleを仲介せず直接特定の企業から広告掲載を依頼されている場合などは、個人のアカウントや接続元の場所に関係なく、そのサイトを訪れれば必ず同じ広告が表示されることになります。
料金
PPC広告における報酬は「インプレッション数」「クリック数」「コンバージョン数」によって変化します。
「インプレッション数」はそのサイトのPVと同じくページが表示されたときに発生するもの、「クリック数」は実際にクリックをして別のサイトに遷移した時、「コンバージョン数」はさらに遷移先で特定の行動（申し込みや購入）をした時としてカウントされるものです。
Google AdSenseの場合は、クリックをした回数によって報酬が発生し、料金の請求が広告主に行われます。
金額はキーワードによって異なるのが大きな特徴で、広告を出す側は有名なキーワードを使うほど高い報酬を支払うことになっています。
普通のキーワードは1クリック1円程度ですが、人気の高いキーワードになると1クリックで3000円近くの報酬が発生するでしょう。