バナーデザインを作成する目的
Yahoo!をはじめとしたポータルサイトの多くでは、画面の左右や上下の部分に広告のバナーが貼られています。
おそらくそうしたバナー広告を見て、ついついクリックをしてしまったというような経験は、ほとんどの人にあるでしょう。
リスティング広告として使用されるリンク方式は「テキストリンク」と「バナーリンク」の二種類がありますが、ぱっと開いたときのインパクトの強さということでは、圧倒的にバナーリンクの方が訴求効果があります。
ちなみに「バナー(Banner)」というのは直訳すると「旗」という意味で、もともとはお店の前に立てられているのぼりや横断幕のようなものとして使われることが語源でした。
普通のお店でついつい「大安売り!」や「本日特売!」といったのぼりがたくさん立っているのを見かけて入りたくなるように、Webサイトでのバナー広告も効果的に使えばかなり集客力があります。
ただし、バナーは完全に自由に作ってよいというわけではなく、掲載をするサイトや宣伝企業により大きさに規格があるものです。
最も多く利用されているリスティング広告がGoogle AdSenseですが、最初に登録をするといくつか見本となっているバナーサイズを見ることができるようになります。
多く使用されているバナー広告のサイズとしては、まず「300×250」ピクセルがあります。
これはYahoo!のトップページの右カラムの一番上に設置されているのが有名です。
サイズが大きく、ある程度のテキストも入れることができることから、最も多くの広告主が作成をしているサイズとなっています。
他にも「336×280」「728×90」「300×600」といったサイズが一般的です。
サイズは他にも数多く規格があり、Google AdSense以外にもA8netなど広告を扱う企業がありますので、クリック報酬などと合わせてどのように作成していくか考えてみてください。
作成方法、ポイント
バナー制作で一番大切なのは「クリックしたくなる内容」にするということです。
方法は一種類ではなく、日々多くのデザイナーが苦労をして考えるところですが、どのようなデザインも「クリックしたくなる」というしくみを作れるかが最も重要になってきます。
初心者によくあるのが、とにかく自社のサービスを知ってもらいたいがあまり、バナーサイズの中に内容を詰め込もうとしてしまう、という失敗です。
広告を作成するコツは、まずパッと見て「何をするものか」がわかるかどうかで決める、ということです。
そもそもバナーはクリックをさせることが目的であり、詳細はリンク先のランディングページで行うというのが一般的とされています。
まずは必要最小限に内容を縮め、誰が見てもすぐにわかるような内容にしていきましょう。