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ネットオークション

個人でも始められるネットオークション

ネットオークションといえば、インターネット黎明期の頃から広く行われてきた個人でも始められる手軽なWebビジネスの方法です。
ネットオークションという商売方法を一躍有名にしたのは言うまでもなく「ヤフオク」ことヤフーオークションで、ヤフーIDを取得することで手軽に使用をすることができる便利さが広く受け入れられました。

ネットオークション未経験者のためにちょっとしくみを説明しておくと、会員登録をした人は自宅にある売りたい品物の写真などを用意しそこで「売りたい」というページを作成します。
このとき競売スタート価格と即決価格を決めておき、それを見た閲覧者が品物に対していくらで買いたいかということを入札で連絡をしていきます。

欲しいという人が複数いる場合は入札人数とともに入札価格も増加していくので、終了期限に最も高い金額をつけた人が落札をして売り手と交渉をする権利を得ます。
オークションをせずに直接買いたい人がいた場合には「即決価格」を支払うとすればその場で買い取り交渉が決定します。

売買は運営をするオークションサイトが安全性を担保し、送金と荷物の発送を確認してから送るというシステムになっていることがほとんどです。
最近では個人情報を漏らしたくないという人のために本名などの情報も中間のサイトだけが預かり、取引をするお互いの情報はIDの通知のみでよいという便利な方法も使われるようになりました。

取引してはいけないものについての注意

ネットオークションが一気に有名になったきっかけは、一般のお店では販売していないようなレアなアイテムを購入することができたり、お店よりも安く購入することができるということが知られるようになったからです。

普通に企業に依頼をすると、マージンや取引にかかる手数料のためにかなり高い金額になることも多いような品物も、個人でなら安く便利に購入をすることができたりします。

ほとんど使っていなかったブランド物のファッションや、ガラクタとして捨てようとしていた車・バイクのパーツなども全国では買いたいというニーズがどこかにあったりするのでそれでかなり頻繁に取引をしてきたという人も多くいました。

しかし一方で問題になったのが「本来売ってはいけない品物の売買」です。
ここ最近大きな問題となっているのが人気のライブやコンサートのチケットで、いわゆる「転売屋」と言われる人達が良い席を大量に購入し、それをファンに対して数十倍の価格で売るというオークションを利用した商売が広く行われるようになりました。

これは本来欲しい人のチケット購入を妨げるばかりか、安全面に大きな問題があるものとして現在では多くのオークションサイトで禁止をされているのですが、それでも大きな儲けになるため未だ根絶に至っていません。

その他にも違法な薬物などを別の品物フリをして売るというような商売方法もあり、自由度が高いがゆえに違法ギリギリのサービスとして成り立っている側面もあるようです。