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メルマガ配信サービス

メルマガ配信サービスの現在

企業やECサイトから直接情報を受け取ることができるのがメルマガです。
Web上でショッピングをするときには必ずと言ってよいほど「メルマガを受け取りますか?」という項目にチェックを入れることになると思います。

インターネットでのビジネスは「インバウンド式」と言われており、一般的には何らかの販売をしようと思っているサイトはユーザー側からのアクセスを待つ側になります。
それまでのネットを仲介しないビジネスの多くは直接DMや戸別訪問、接客などによって相手の欲しいものを引き出しそこに対しての訴求をしていくという方法をとっていましたがネットではそれができません。

しかしインターネットビジネスにおいて唯一積極的に企業が個人に向けてアピールをすることができるのがメールマガジンです。
メールマガジンは定期的に大勢に向けて発送をするものとなっていますが、そこに記載されているリンクを仲介することで特別なサービスを受けられたりするなどクーポン券としても使用ができます。

ECビジネスが始まったばかりの頃はメルマガは最も有効な集客手段として数多くの企業が導入をしましたが、現在ではネットユーザーの生活スタイルの変化により以前ほど確実な集客方法とは言えなくなってきました。

なぜメルマガは衰退してしまったか

かつてはメルマガは一回の配信でアクセス数が数百倍になるという非常に有効な誘客方法でした。
しかし現在ではそこまでのインパクトはなく費用対効果としても以前ほど圧倒的な数字ではありません。

メルマガには企業本体が公式として出すものと、一般向けのメルマガと契約して広告を一部掲載してもらうという方法の二種類があります。

このうち一般のメルマガ運営者と提携して広告を掲載してもらう方法では、1通あたり0.1円~10円くらいで配布してもらうことになっていたので、発行部数の多いメルマガに広告を依頼するときには数十万円もの金額がかかるということもありました。

裏返せばそれだけの価値がメルマガにはあったということになるのですが、現在では個人でメルマガ発行を専門に行なっているという人の人数も減り、広告方法としては一般的ではなくなってしまいました。

一方で今でも根強く発行をされているのが企業が公式として配送するタイプのメルマガで、既存客に対してセール情報やおすすめ商品の情報を送信しています。

メルマガの広告効果が落ち込んでしまった理由として考えられるのが、そもそも「メール」というツールを使用しない個人が増えたということと、そもそも発行されるメルマガの数が増えすぎてほとんどが読まれなくなってしまったということです。

さらにスパムメールやメールを媒介したウイルス配布が社会問題として認知されるようになったことにより、不特定多数に向けて発送されるメールを読むという習慣がなくなっていったことも考えられます。

読んでもらうメルマガにするためには

衰退しつつあるメルマガですが、その効果が全くないかというとそういうわけではありません。
母数は減りましたがメールで通知される内容をもとに次に買うものを決めるという人は一定数存在していますし、企業側からお得な商品を紹介する貴重なツールであることは変わりありません。

問題はいかにして「読んでもらうメルマガ」にするかどうかです。
最近ではスパムメールフィルタによって最初から読まれないフォルダに入れられるようになっているので、ただ送っただけではそもそも本人の目に全く触れることなくそのまま破棄されてしまいます。

読んでもらえるメルマガにするには、余計な広告ではなくそれを読む人がいかに興味を引くかということを考えた戦略が求められます。